箱人間のおたわむれ

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待ちに待ったエウレカセブンハイエボリューションだったが

ここ数日でだいぶ寒くなりましたね。
こんにちは、箱です。

 

さて、現在公開中の劇場版エウレカセブン ハイエボリューションを見てきました。

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第一弾、第二弾と続けその三弾目。

期待に胸を膨らませていざ見てきました。

5段階評価で言えば2でしょうか。

アニメ版『交響詩篇エウレカセブン』のif版であり、監督が本当に描きたかったことを

見せるとされていた本作。

その完結編に当たる。

同作のポケットの中は虹でいっぱいとも違う。

完全新作と言ってもいい作品内容である。

そのうえで、1,2と評価はまずまずでも好評であったことや、アニメ版を知っている人でも新しい目線で入り込むことができたようにも感じる。

ただし、EUREKAはアニメを見ていた世代やANEMONEを見た人からも受け入れがたいものとなったようだ。

 

※※※※※※※※※※ここからは本作のネタバレを含みます※※※※※※

 

今作とアニメ版の大きな違いとして、レントンアネモネエウレカと3人の視点で描かれる。

また、レイとチャールズ夫妻が存命であること、レントンエウレカコーラリアン化する際に死亡していること、アネモネが普通の人間だったりドミニクがAIだったりと別の役割を与えられている。

そして、どことなくエウレカセブンAOの世界ともつながっているようなごちゃ混ぜ世界となっている。

この全く新しい世界観で、メカデザインも一新されている。

私はこのデザインが好きなのだが、エウレカセブン独特のリフボード(サーフボード)に乗りながら飛行するカッコよさが今作にはない。

何かコレジャナイ感が漂う。

融合した世界のわりに、すごくガンダムである。

UI周りもユニコーンガンダムにでてくる未来的なデザイン。

すごくガンダムチックである。

さらには巨大ロボットのラブレスは変形合体する。

パイロットはアイドル少女。

設定モリモリじゃないですか。

 

この辺りまでは、新しいエウレカセブンとして受け入れられる。

問題はストーリー。

正直、入ってこない。

あまりにも話が跳躍しすぎていて追いつかない。

視聴者置いてけぼりである。あと何回見ればわかるのだろうか。

どんな話かというと、ANEMONEで2つの世界が融合し、エウレカコーラリアンの力を失う、そのあと全盛期のエウレカと同じ力と顔を持った少女が現れ、彼女らを中心に世界が動き出す。といったもの。

ANEMONEから話は続いているものの、どう説明すればいいかわからない状態になっている。

先に行っておくとエウレカレントンはハッピーエンドである。

EUREKAでは最後、デューイのテロ行為でエウレカセブン世界の人が死ぬ。

ついでにコロニー落としみたいなことをして、それを止めるためホランドが突っ込んで死ぬ。ついでにアイドル少女も落ちないようにしようとして死ぬ。

エウレカセブン世界の兵士たちがみんな突っ込んで死ぬ。

キャラの身投げでお涙頂戴である。泣けない。

 

最後に、全体を通して企業ロゴがそこら中にちりばめられている。

タイバニのようにコンセプトあって張り出すそれとはわけが違う。

そこらへんのビル、トラックなどなど。

私はなにを見せられているというのだ。

 

というわけで、平日の夜に見に行った公開から4日後の風景は私以外誰もいない貸し切り状態の映画館だった。

アニメで終わらせておけばここまでひどくならなかったのではといった感想です。